動画編集・映像制作の職務経歴書の書き方|例文とテンプレート
動画編集・映像制作の職務経歴書は、編集した本数と1本あたりの尺、そして納品形式まで書けているかで評価が分かれます。採用担当者は、Premiere ProとAfter Effectsのどちらをどこまで使えるか、担当した尺が15秒の縦型広告か10分のYouTube動画か企業VPか、テロップと字幕の作業量、書き出し設定(解像度・フレームレート・コーデック)、修正対応の回数を見ています。

動画編集・映像制作の職務経歴書で押さえる3つのポイント
① 本数・尺・媒体をセットで書く
「動画編集の経験があります」では規模が伝わりません。「YouTube向け10〜15分の動画を週3本、2年間で約280本編集」「TikTok・Instagram用の縦型15秒広告を月40本」「展示会用の企業VP(5分)を年6本」のように、媒体、1本あたりの尺、本数、期間を並べます。媒体が変わればテンポもテロップ量も変わるため、応募先に近い実績を上に置いてください。
② ツールは工程ごとに分けて書く
Premiere Proでのカット編集とテロップ入れ、After Effectsでのモーショングラフィックスとトラッキング、DaVinci Resolveでのカラーグレーディング、Auditionでのノイズ除去とラウドネス調整は、それぞれ別のスキルです。「オープニングのロゴアニメーションをAfter Effectsで制作」「-14LUFSを基準に音量を統一」のように、自分で完結できる工程を明記してください。
③ 納品形式と進行のルールを書く
「H.264のMP4、1920×1080、30fps、10Mbpsで納品」「放送用にProRes 422 HQで入稿」「SNS用に16:9と9:16の2パターンを書き出し」のように、コーデック、解像度、フレームレート、尺違いの本数を明記します。あわせて初稿までの日数、修正回数の上限、Frame.ioなどでのタイムコード付き確認といった進行の型も書くと信頼されます。
そのまま使える例文
職務要約の例文
株式会社〇〇(映像制作会社)にて、4年間、動画編集者として勤務してまいりました。SNS広告向けの縦型15秒・30秒動画を月40本前後、YouTube向け10分前後の動画を週2本編集し、担当本数は累計1,500本を超えます。Premiere Proでのカット編集とテロップ入れを中心に、After Effectsでのロゴアニメーション制作、ラウドネス調整、各媒体に合わせた書き出しまで対応しております。
業務内容・実績の例文
SNS広告向けの縦型15秒動画を月約40本編集。冒頭2秒のフックを3パターン作り分け、A/Bテスト用に尺違いも含めて納品しました。 YouTubeチャンネルの10〜15分動画を週2本担当。テロップ、効果音、サムネイル案の作成までを一貫して行い、公開日を守りました。 企業VP(5分)を年6本制作。構成台本の作成から2日間の撮影立ち会い、ナレーション収録と納品用の書き出しまで担当しました。 After Effectsでロゴアニメーションとインフォグラフィックを制作。テンプレート化し1本あたりの編集時間を2時間短縮しました。
活かせる経験・知識・技術の例文
Premiere Pro / After Effects(実務4年) DaVinci Resolveでのカラーグレーディング 縦型・横型の書き出し対応(H.264 / ProRes) 構成台本の作成、撮影・ナレーション収録の立ち会い
自己PRの例文
前職では、修正のやり取りが平均4往復に及び、納品が遅れることが課題でした。そこで初稿の前に、構成と使用カットを一覧にした編集前確認シートをクライアントへ送り、テロップの文言と尺の方針を先に合意する進め方へ変えました。その結果、修正は平均1.5往復に減り、1本あたりの制作期間を5日から3日へ短縮できました。決められた尺と納品形式を守りながら、視聴維持率を意識した編集を行うことが私の強みです。貴社の案件でも同じ進め方を持ち込み、納期と品質の両立に貢献いたします。
よくある惜しい書き方と、その直し方
惜しいYouTubeの動画編集をしていました。
直した例10〜15分のYouTube動画を週2本、2年間で約200本編集し、テロップと効果音の選定まで担当しました。
媒体名だけでは作業量も担当範囲も分かりません。1本あたりの尺、本数、期間、どこまで自分で行ったかを書くことで、1本にかかる時間の目安と、入社後すぐ案件を任せられるかを採用担当者が判断できます。応募先と同じ媒体の実績を先頭に置きます。
惜しいAfter Effectsも少し使えます。
直した例After Effectsでロゴアニメーションとテロップのテンプレートを制作し、1本あたりの編集時間を2時間短縮しました。
「少し」という表現では、依頼できる作業の範囲が判断できません。制作したものの種類と、それが制作全体の時間や品質にもたらした効果まで書くことで、曖昧さがなくなり、モーション案件も任せられると伝わります。
よくある質問
未経験から動画編集の仕事に就けますか?
自主制作の動画を3〜5本ポートフォリオとして提出すれば応募できる求人があります。カット編集、テロップ、BGMと効果音の選定、書き出し設定まで自分で行った作品を用意してください。素材や音源は商用利用が可能なものを使い、その点を明記すると権利への意識が伝わります。
ポートフォリオはどのように提出しますか?
YouTubeの限定公開かVimeoにまとめ、URLを職務経歴書に記載します。1本ごとに、尺、媒体、使用ソフト、担当範囲(撮影・編集・モーション・カラー・音声のどこまでか)、制作日数を添えてください。公開できない受注案件は担当範囲だけを文章で説明します。
フリーランスでの受注実績は職務経歴書に書けますか?
書けます。屋号または個人事業として期間を記載し、取引社数、月あたりの納品本数、継続契約の有無、単価帯を書いてください。守秘義務のある案件は「食品メーカーのSNS広告」のように業種と媒体で示し、社名は伏せます。継続率や月平均の稼働時間も有効です。
