Webマーケターの職務経歴書の書き方|例文とテンプレート

Webマーケターの職務経歴書は、施策の「再現性」を伝えられるかで評価が大きく変わります。採用担当者は、華々しい成功体験そのものよりも「なぜその施策を行ったのか(背景)」「具体的に何をしたのか(行動)」「どのような結果に繋がり、何が学べたのか(結果と考察)」という一連のプロセスを論理的に説明できるかを見ています。担当した業務を単に羅列するのではなく、一つひとつの実績に裏付けされた思考プロセスを示すことが、即戦力として活躍できる人材だと期待を抱かせる鍵となります。

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職務経歴書(編年体式)の記入例
職務経歴書(編年体式)の記入例。この様式はWord・Excel・PDFで無料ダウンロードできます。

Webマーケターの職務経歴書で押さえる3つのポイント

① 担当業務は「役割」と「数値」で示す

「SEOを担当」だけでは、業務範囲が不明確です。「オウンドメディアのSEO責任者として、月間10万PVから50万PVへの成長を牽引」のように、チーム内での役割、具体的な目標、そして成果を数値で示しましょう。Google AnalyticsやSearch Consoleを用いた分析、A/Bテストの実施、CVRやCPAの改善といった、具体的なツール名や指標を盛り込むことで、スキルの解像度が一気に高まります。

② 成果は「背景・施策・結果」をセットで語る

「広告経由の売上を120%にした」という結果だけでなく、その成果に至ったプロセスを具体的に記述します。「顧客獲得単価の高騰という課題(背景)に対し、リターゲティング広告のクリエイティブと配信先を見直し(施策)、CPAを20%削減しつつ売上120%増を達成した(結果)」のように書くことで、あなたの課題発見力と解決能力が伝わり、入社後の活躍イメージを持たれやすくなります。

③ スキルは「ツール名」と「習熟度」を明記

使用可能なツールは、単に羅列するのではなく、業務でどのように活用していたかを補足しましょう。「Google広告/Yahoo!広告:日々の運用調整、レポート作成」「Salesforce Marketing Cloud:顧客セグメント別のメール施策立案・実行」のように書くと、実務レベルが伝わります。ウェブ解析士などの資格や、SQL、Pythonでのデータ抽出・分析経験も、専門性を示す上で有効なアピールになります。

そのまま使える例文

職務要約の例文

株式会社〇〇にて3年間、Webマーケターとして自社ECサイトの集客・売上拡大に従事してまいりました。主にSEO、コンテンツマーケティング、Web広告運用を担当し、データ分析に基づいた改善提案と実行を強みとしております。特にSEO施策では、コンテンツ改善と内部対策を主導し、担当領域のオーガニック経由の売上を前年比150%まで成長させた実績がございます。

業務内容・実績の例文

オウンドメディアのSEOを担当。キーワード戦略の策定からコンテンツの企画・編集、内部対策までを一貫して行い、1年間でオーガニック検索からの流入数を月間20万UUから35万UUに増加させました。
月額1,000万円のリスティング広告アカウントの運用責任者として、CPAを30%改善。自動入札戦略の導入とLPOを推進し、コンバージョン数を前年同月比で平均140%に向上させました。
MAツールを活用したリードナーチャリング施策を立案・実行。メールシナリオの設計とコンテンツ作成を行い、メール経由の商談化率を1.5%から2.5%へ引き上げました。
Google Analyticsやヒートマップツールを用いたサイト分析と改善提案を担当。データに基づきUI/UXの改善案を毎月5件以上提案し、A/Bテストの結果、サイト全体のCVRを0.5ポイント改善しました。

活かせる経験・知識・技術の例文

広告運用:Google広告、Yahoo!広告、Meta広告、LINE広告(予算管理、入稿、分析、改善)
分析ツール:Google Analytics(GA4)、Google Search Console、Adobe Analytics
MA/CRM:Salesforce Marketing Cloud、HubSpot(シナリオ設計、メール作成、効果測定)
資格:ウェブ解析士、Google広告認定資格(検索、ディスプレイ)

自己PRの例文

現職では、データ分析に基づくWebサイトのCVR改善を得意としております。ECサイトの売上向上という目標に対し、Google Analyticsを用いてユーザー行動を分析した結果、特定のカテゴリーページでの離脱率が高いことを発見しました。そこで、ページの構成変更や導線改善に関する仮説を立て、A/Bテストを3ヶ月間で10回以上実施。その結果、該当カテゴリーのCVRを1.8%から2.5%へ向上させ、サイト全体の売上増に貢献しました。この経験で培った分析力と仮説検証サイクルを回す実行力を、貴社のサービスグロースに活かしたいと考えております。
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よくある惜しい書き方と、その直し方

惜しいWebサイトのアクセス数を増やすことに貢献しました。

直した例SEO対策を主導し、担当メディアの月間自然検索流入を1年間で10万UUから15万UUへ50%増加させました。

誰が読んでも成果の規模がわかるように、具体的な数値、期間、施策内容を追記しました。これにより、実績の信頼性が高まり、どのような貢献ができる人材なのかが明確に伝わるようになります。

惜しいGoogle AnalyticsやMAツールが使えます。

直した例Google Analyticsでユーザー行動を分析し、CVR改善施策を立案。MAツールでメールシナリオを設計し、開封率を5%改善しました。

ツールを「使える」という事実だけでなく、それを活用して「何を行い」「どのような成果を出したか」をセットで示すことが重要です。これにより、単なるスキル保有者ではなく、ビジネス課題を解決できる人材だと評価されます。

よくある質問

未経験からの応募は可能ですか?実績がなくて不安です。

はい、ポテンシャルを重視する求人であれば十分に可能です。実務経験がない分、学習意欲と論理的思考力を示すことが大切になります。個人ブログやSNSの運用経験、ウェブ解析士などの資格取得、書籍やオンライン講座での学習実績などをアピールしましょう。また、前職の経験から「数値目標を達成した経験」や「顧客の課題を解決した経験」など、マーケティングに通じるポータブルスキルを伝えることも有効です。

職務経歴書に書く実績の数値は、どこまで具体的に書くべきですか?

守秘義務に抵触しない範囲で、可能な限り具体的に記載することをおすすめします。売上金額などの事業インパクトが大きい数値を直接書けない場合は、「前年比130%」「目標達成率115%」といった比率や達成率で表現するのが一般的です。「CPAを20%改善」「サイト滞在時間を15秒延長」など、個別のKPIであれば比較的書きやすいでしょう。数値を具体的に示すことで、実績の信頼性が格段に上がります。

Webマーケターの転職にポートフォリオは必要ですか?

必須ではありませんが、用意することで選考が有利になるケースが多いです。特に未経験や経験が浅い方にとっては、スキルと熱意を客観的に証明する強力な材料となります。個人で運用したWebサイトやブログの分析レポート、SNSアカウントの運用実績、企画したWeb施策の提案書などをまとめることで、書類だけでは伝わらない「自走力」や「思考力」をアピールできます。

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