広報の職務経歴書の書き方|例文とテンプレート

広報の職務経歴書で採用担当者が見ているのは、「企業の価値を正しく、魅力的に伝える力」です。具体的には、誰をターゲットに、どのメディアを通じて、どのようなメッセージを発信し、結果として掲載数や認知度、企業イメージ向上にどう貢献したかという一連の流れです。プレスリリースの作成・配信といった実務スキルはもちろん、メディア関係者との良好な関係構築や、SNS運用の経験、さらには予期せぬ事態への対応力なども重要な評価ポイントになります。

広報の職務経歴書をつくる(無料)登録不要・そのままPDFでダウンロードできます

広報の職務経歴書で押さえる3つのポイント

① 担当領域と役割を明確にする

扱う対象(プロダクト広報、サービス広報、コーポレート広報)、役割(社内広報、社外広報、IR)、担当メディア(Web、テレビ、雑誌、新聞)などを具体的に記述します。例えば「BtoB向けSaaSのプロダクト広報として、主にビジネス系Webメディアを担当」のように書くと、専門性が伝わります。メディアリレーションの構築、プレスリリースの作成・配信、SNSアカウント運用、イベント企画・運営など、具体的な業務内容を整理して示しましょう。

② 実績は具体的な数値で示す

「多くのメディアに掲載された」ではなく、「プレスリリース配信後、目標10件に対しWebメディア15件、雑誌2誌に掲載」のように、具体的な数値で実績を示しましょう。掲載件数、広告換算費、サイトへの流入数、SNSのエンゲージメント率、イベントの参加者数、取材件数などが指標になります。数値化が難しい業務でも「記者との関係構築により、企画段階から相談される関係性を3社と構築」など、行動を具体的に書くことが重要です。

③ 応用可能なスキルをアピールする

広報の専門スキルに加えて、応用可能なポータブルスキルも重要です。例えば、PhotoshopやIllustratorでの簡単な画像編集スキル、Google Analyticsを使った効果測定スキル、動画編集ソフト(Adobe Premiere Proなど)の操作経験は大きな強みになります。また、危機管理広報の経験や、海外メディアとのやり取りで培った語学力(TOEICスコアなど)も忘れずに記載しましょう。PRSJ認定PRプランナーなどの資格も有効です。

そのまま使える例文

職務要約の例文

株式会社〇〇にて、BtoC向け化粧品のプロダクト広報として5年間従事してまいりました。主に美容系雑誌やWebメディアとのリレーション構築を担当し、年間平均50件以上のメディア掲載を獲得。特に2023年に発売した新商品のPRでは、SNSと連動した発表会を企画・実行し、前年比150%のメディア露出を実現しました。今後は、これまでの経験を活かし、より幅広いターゲット層へ企業の魅力を伝えるコーポレート広報にも挑戦したいと考えております。

業務内容・実績の例文

担当製品のプレスリリースを毎月2本作成・配信。主要Webメディア記者15名と定期的に情報交換を行い、年間60件の掲載を獲得しました。
公式X(旧Twitter)アカウントの運用を担当。フォロワー数を1年間で5,000人から12,000人へ増加させ、エンゲージメント率を平均1.5%向上させました。
新サービス発表会の企画・運営(年2回)。メディア関係者50名を招待し、当日の取材から記事化までをフォロー。毎回20件以上の記事掲載に貢献しました。
月1回発行の社内報の企画・編集を担当。社員インタビュー記事が好評で、実施後のアンケートでは社内コミュニケーション満足度が10%向上しました。

活かせる経験・知識・技術の例文

プレスリリース作成・配信(年間約30本作成。PR TIMES利用経験あり)
メディアリレーション構築(主要テレビ局、新聞、Webメディア記者との人脈)
SNS公式アカウント運用経験(X, Instagram, Facebook)
画像編集・動画編集スキル(Photoshop, Premiere Pro)

自己PRの例文

現職では、ITツールのプロダクト広報として認知度向上に貢献しました。特に注力したのは、専門メディアとの関係構築です。単にリリースを配信するだけでなく、各媒体の読者層や特集企画を分析し、記者一人ひとりに合わせた情報提供を徹底しました。その結果、年間目標の120%にあたる30件の単独記事掲載を達成し、製品サイトへの流入数を前年比130%に伸ばすことができました。この経験で培った「ターゲットに響く情報を見極め、的確に届ける力」は、多様な事業を展開されている貴社の広報活動においても必ず活かせると考えております。各事業の魅力を深く理解し、戦略的な情報発信で事業成長に貢献いたします。
例文を見ながらつくる(無料)入力内容はこの端末に自動保存されます

よくある惜しい書き方と、その直し方

惜しいメディアとの良好な関係構築に努めました。

直した例主要ビジネス誌の記者5名と定期的な情報交換会を設定し、企画段階から相談される関係を構築しました。

「良好な関係」が具体的にどのような状態かを明確にすることで、採用担当者はあなたのコミュニケーションスタイルや人脈の質をイメージしやすくなります。行動と結果をセットで示すことが重要です。

惜しいSNS運用で多くのフォロワーを獲得しました。

直した例Instagramアカウントの運用で、ターゲット層に響く動画コンテンツを企画し、半年でフォロワーを2万人から5万人へ増加させました。

「多い」という主観的な表現を避け、具体的なプラットフォーム名、期間、人数の推移を示すことで、実績の規模感と再現性が伝わります。どのような施策が成果に繋がったのかも簡潔に触れると良いでしょう。

よくある質問

広報未経験なのですが、職務経歴書で何をアピールすれば良いでしょうか?

広報に活かせるポータブルスキルをアピールしましょう。例えば、営業職なら顧客との関係構築力やプレゼンテーション能力、マーケティング職なら市場分析力や企画力などが広報業務と親和性が高いです。前職の経験が、応募先企業の広報活動でどのように役立つかを具体的に説明することが重要です。

応募時に、作成したプレスリリースなどをまとめたポートフォリオは提出すべきですか?

必須ではありませんが、提出すれば文章力や実績を具体的に示す強力な武器になります。特に、ご自身が中心となって企画し、大きな成果に繋がったプレスリリースや反響の大きかった掲載記事などを数点まとめるのがおすすめです。Web記事の場合はURLを記載するだけでも構いません。企業の機密情報に触れない範囲で準備しましょう。

コーポレート広報や社内広報を担当しており、実績を数値で示しにくいです。どう書けば良いですか?

プロセスや変化を具体的に記述しましょう。例えば「経営層と現場の相互理解を深めるため、社長と若手社員の対談企画を社内報で連載。社員アンケートで『経営方針への理解が深まった』との回答が前年比20%増加」のように、目的・行動・結果を示すことで、あなたの貢献度を伝えることができます。

他の職種の書き方