Webデザイナーの職務経歴書の書き方|例文とテンプレート
Webデザイナーの職務経歴書は、単にスキルを並べるだけでは不十分です。採用担当者は「この人にデザインを任せたら、事業にどう貢献してくれるか」という視点で見ています。そのため、使用ツールや担当業務に加えて、デザインによって「CVRが〇%改善した」「直帰率が下がった」といった具体的な実績を数字で示すことが重要です。ポートフォリオと連携させ、制作物の背景にある課題設定や解決プロセスを簡潔に説明することで、あなたのデザイナーとしての市場価値が明確に伝わります。
Webデザイナーの職務経歴書で押さえる3つのポイント
① 実績は「課題・施策・結果」をセットで書く
担当サイトや制作物を羅列するだけでは不十分です。「特集ページのUI改善を担当」だけでなく、「離脱率の高さという課題に対し、ユーザー導線を再設計しA/Bテストを実施。結果、CVRが前月比120%に向上した」のように具体的に記述しましょう。Google Analyticsなどの分析ツールで得た数値を元に、デザインがビジネスにどう貢献したかを明確に伝えることが、採用担当者の納得感につながります。
② スキルは「できること」のレベル感を伝える
「Photoshopが使えます」では、どの程度使いこなせるか分かりません。「Webサイトのメインビジュアルやバナー制作、簡単なレタッチまで対応可能」のように具体的に書きましょう。コーディングスキルなら「HTML/CSSでのレスポンシブデザイン実装、JavaScriptを用いた簡単な動的コンテンツ実装」など、対応範囲を明記することで、入社後のミスマッチを防ぎ、即戦力であることをアピールできます。
③ ポートフォリオで「なぜ作ったか」を補足する
職務経歴書は、あなたのスキルを証明するポートフォリオへの案内状です。各プロジェクトの概要欄にポートフォリオのURLを記載し、担当範囲(デザインのみ、コーディングまで等)や制作期間、工夫した点を簡潔に添えましょう。特にチーム制作の場合は、自身がどの役割を担ったのかを明確にすることが重要です。これにより、採用担当者は制作物だけでなく、あなたの思考プロセスやプロジェクトへの貢献度を深く理解できます。
そのまま使える例文
職務要約の例文
株式会社〇〇にて3年間、事業会社のWebデザイナーとして自社ECサイトの運用・改善に従事してまいりました。主な業務は、特集ページのUI/UXデザイン、バナー制作、HTML/CSS/JavaScriptを用いたコーディングです。ユーザー導線の改善提案やA/Bテストの実施により、CVRを前年比で5%向上させた実績があります。Photoshop、Illustrator、Figmaを用いたデザイン業務に加え、今後はディレクションにも挑戦し、より上流から事業貢献したいと考えております。
業務内容・実績の例文
自社ECサイトのUI/UX改善を担当。Google Analyticsのデータ分析に基づき、購入フローを改修。3ヶ月でカゴ落ち率を15%削減しました。 新規会員獲得キャンペーンのLPデザインからコーディングまでを一貫して担当。期間中に目標を上回る約2,000人の新規会員登録を達成しました。 週3本ペースで配信するメールマガジンのデザイン・コーディングを担当。開封率やクリック率を分析し、デザイン改善を重ね、クリック率を平均0.5%向上させました。 3名のデザインチームのリーダーとして、タスク管理と後輩デザイナーの制作物レビューを担当。チーム全体の制作スピードを10%向上させました。
活かせる経験・知識・技術の例文
デザインツール:Figma, Adobe XD, Photoshop, Illustrator(実務経験5年) コーディング:HTML, CSS(Sass), JavaScript(jQuery)によるレスポンシブサイト実装 分析ツール:Google Analyticsを用いたアクセス解析、改善提案の経験 資格:ウェブデザイン技能検定2級(2022年取得)
自己PRの例文
現職では、ECサイトのUI/UXデザイナーとして売上向上に貢献してまいりました。特に注力したのは、購入プロセスの改善です。Google Analyticsで離脱率が高いページを特定し、ユーザーインタビューで課題を抽出。入力フォームの簡略化やボタン配置の最適化といったUI改善案を複数提案し、A/Bテストを繰り返しました。結果として、カゴ落ち率を15%削減し、CVRの5%向上を達成しました。この経験で培った、データに基づき課題を発見し、デザインで解決する力を活かし、貴社のサービスグロースに貢献したいと考えております。
よくある惜しい書き方と、その直し方
惜しいPhotoshopやIllustratorを使ったデザイン業務全般を担当しました。
直した例Photoshopを用いたバナー制作(月20本程度)や、IllustratorによるLPのワイヤーフレーム・デザインカンプ作成を担当しました。
「全般」という言葉は具体性に欠け、スキルレベルが伝わりません。担当した制作物の種類やボリュームを具体的に示すことで、採用担当者はあなたの業務範囲や経験の深さを正確にイメージできます。
惜しいコミュニケーション能力を活かして、円滑に業務を進めました。
直した例エンジニアやマーケターと週1回の定例会を実施し、仕様や要件を密にすり合わせることで、手戻りを減らし、円滑なプロジェクト進行に貢献しました。
抽象的な「コミュニケーション能力」ではなく、誰と、どのような方法で、何のために連携したのかを具体的に示すことが重要です。職種を超えた連携経験は、チーム開発において高く評価されます。
よくある質問
実務未経験ですが、職務経歴書に何を書けば良いですか?
まず、Webデザイナーを目指すために学習した内容を具体的に書きましょう。使用可能なツールや言語、学習期間、作成したポートフォリオサイトのURLなどを記載します。前職の経験の中で、デザイン業務に活かせる要素(例:顧客折衝経験、資料作成スキルなど)があれば、それもアピール材料になります。熱意とポテンシャルを伝えることが重要です。
ポートフォリオは必須ですか?URLはどこに書けば良いですか?
はい、Webデザイナーの転職活動においてポートフォリオは必須です。職務経歴書だけでは伝わらないデザインスキルを証明する最も重要な資料となります。URLは、職務要約の下や連絡先欄など、書類の冒頭で目立つ場所に記載するのがおすすめです。また、各業務内容の項目に関連する制作物のURLを添えるのも効果的です。
コーディングスキルはどの程度書けば良いですか?
どの範囲まで対応できるかを明確に記載することが大切です。「HTML/CSSでデザインカンプを再現できる」「JavaScriptで簡単なアニメーションを実装できる」など、具体的なレベル感が伝わるように書きましょう。応募先の求人情報で求められているスキルレベルを確認し、それに合致する経験をアピールすると効果的です。
