法人営業(新規開拓)の職務経歴書の書き方|例文とテンプレート
法人営業(新規開拓)の職務経歴書は、受注額そのものよりも「ゼロから商談をつくるまでの過程」で評価が分かれます。採用担当者は、テレアポや飛び込み、問い合わせフォーム送信といったアプローチ手法ごとの件数と歩留まり、リストの作り方、決裁者にたどり着くまでの動き方を見ています。断られることが前提の仕事だからこそ、月間架電350件・アポ獲得率5%といった行動量と転換率を並べて書くことが、他の営業職との差別化になります。

法人営業(新規開拓)の職務経歴書で押さえる3つのポイント
① 架電からアポ・受注までの歩留まりを全段階で書く
新規開拓では、最終的な受注額だけでなく各段階の転換率が実力を示します。「月間架電350件、担当者接続42件、アポイント18件、初回商談からの受注6件」のようにファネルの数字を順番に並べましょう。アポ獲得率、商談化率、受注率のどこが強いのかが一目で伝わります。テレアポ、飛び込み、問い合わせフォーム送信、展示会での名刺交換など、アプローチ手法ごとに数字を分けて書くと、自社の売り方に合うかを採用担当者が判断できます。
② 商材・ターゲット・単価帯と決裁者の役職を明記する
同じ新規開拓でも、従業員10名の地場企業へ月額3万円のサービスを売る仕事と、上場企業の役員へ1件500万円の案件を提案する仕事では求められる力が違います。扱った商材、ターゲット業種、企業規模、平均受注単価、決裁者の役職を必ず書きましょう。「首都圏の従業員50〜300名の製造業向け、平均受注単価80万円、決裁者は総務部長」まで書ければ、自社で即戦力になるかの判断材料になります。
③ 断られた後の再アプローチの仕組みを示す
新規開拓の成果は、一度断られた先をどう資産に変えたかで差がつきます。「失注理由を5分類でSFAに記録し、競合契約の更新3カ月前に再架電するリストを作成。翌期に12件を掘り起こし受注」のように、自分で仕組みをつくった経験を書きましょう。トークスクリプトの改訂、受付突破の言い回し、商談前の事前調査の型など、再現性のある工夫は、チーム全体を伸ばせる人材である証明になります。
そのまま使える例文
職務要約の例文
株式会社〇〇にて4年間、法人向けの新規開拓営業を担当してまいりました。首都圏の中小企業を対象に、テレアポと問い合わせフォームからの開拓を軸とし、月間平均350件の架電からアポイント18件を獲得しております。直近年度は年間受注42件・売上3,800万円で、目標達成率は115%です。2年目からは新人3名のロールプレイング指導とトークスクリプトの改訂も担当しております。新規開拓で培った行動量と再現性を、貴社でも発揮したいと考えております。
業務内容・実績の例文
首都圏の従業員50〜300名規模の製造業を対象に、テレアポによる新規開拓を担当。月間架電350件からアポイント18件を獲得し、アポ獲得率5.1%を維持しました。 自社の顧客リストをSFA上で業種・従業員数・決裁者役職の3軸に再分類。優先度の高い層へ架電を集中させ、商談化率を前年の8%から14%へ改善しました。 平均受注単価80万円の業務システムについて、初回訪問から契約締結まで平均2.5カ月のプロセスを単独で完結。年間42件、売上3,800万円を受注しました。 失注案件の理由を5分類で記録し、競合契約の更新3カ月前に再アプローチする掘り起こしリストを作成。翌期に12件の再商談、うち5件の受注につなげました。
活かせる経験・知識・技術の例文
テレアポによる新規開拓(月間350件・アポ獲得率5.1%) Salesforceでの商談管理、ToDo設定、週次の案件レビュー 決裁者向け提案書・見積書の単独作成(平均受注単価80万円) 普通自動車第一種運転免許/飛び込み訪問1日20件の実務経験
自己PRの例文
私の強みは、断られてからが本番だと考えて行動を続けられることです。前職の新規開拓では、初回の架電で断られた企業を「時期」「予算」「競合契約中」など5つの理由で分類して記録し、競合の更新月に合わせて再アプローチする仕組みを自分で作りました。その結果、一度失注した先から年間12件の再商談を生み出し、5件を受注しています。また、受付突破率が高い同僚の言い回しを録音して分析し、チームのトークスクリプトへ反映させ、部署全体のアポ獲得率を1.2ポイント引き上げました。貴社でも、行動量と改善の両輪で新規の売上をつくることに貢献いたします。
よくある惜しい書き方と、その直し方
惜しい新規開拓で高い成果を上げ、社内表彰も受けました。
直した例年間受注42件・売上3,800万円(目標達成率115%)で、全営業25名中2位となり社内表彰を受けました。
「高い成果」だけでは、規模も難易度も伝わりません。受注件数、売上、達成率、社内順位のように基準のある数字を添えると、採用担当者は自社の目標水準と比べて判断できます。表彰も母数を書くことで初めて価値が明確になります。
惜しい毎日たくさん電話をかけ、根気強く営業していました。
直した例1日平均70件の架電を継続し、3回目以降の接触で獲得したアポイントが全体の4割を占めています。
「たくさん」「根気強く」は主観的な表現で、行動量の水準が採用担当者に伝わりません。1日あたりの架電件数と、その粘り強さがどの成果につながったのかを数字で結び付けることで、姿勢の自己申告ではなく再現できる実績として評価されます。
よくある質問
営業未経験ですが、新規開拓の仕事に応募できますか?
応募できます。新規開拓は入社後の架電数とトーク改善で差がつくため、未経験採用に積極的な企業が多い職種です。販売や接客で初対面の相手に提案した経験、コールセンターでの応対件数、アルバイトでの目標達成経験は直接つながります。「1日何件の顧客に対応したか」を数字で書き、断られても続けられる根拠を具体的に示しましょう。
目標未達の年があります。正直に書くべきですか?
書いて問題ありません。達成率90%であっても、担当エリアの状況と、そこから何を変えたかまで書けば評価は下がりません。「下期は達成率78%だったが、失注理由の分析から架電時間帯を午前中心へ変更し、翌期は112%に回復」のように、未達からの改善の過程をセットで示すことが重要です。
ルート営業から新規開拓へ転職したいのですが、何を書けばいいですか?
既存顧客の中で自分から新しい取引を生んだ経験を探して書きましょう。「担当外の部署へ紹介をもらい年間8件の新規商談を創出」「既存顧客への新商材提案で年間600万円を上乗せ」などは、新規開拓に直結する実績です。加えて、休眠顧客の掘り起こしや飛び込みの経験があれば、件数とともに明記してください。
