臨床検査技師・放射線技師の職務経歴書の書き方|例文とテンプレート

臨床検査技師・放射線技師の職務経歴書は、保有する免許と、扱ってきた検査・撮影の種類で読まれます。採用担当者は、検体検査と生理機能検査のどちらをどこまで担当したか、X線・CT・MRIのうち何を単独で対応できるか、当直や救急に入れるかを具体的に見ています。年間の検査件数、施設の病床数、精度管理や被ばく管理への関わり方まで書くことで、初日から任せられる範囲が伝わります。

臨床検査技師・放射線技師の職務経歴書をつくる(無料)登録不要・そのままPDFでダウンロードできます
職務経歴書(編年体式)の記入例
職務経歴書(編年体式)の記入例。この様式はWord・Excel・PDFで無料ダウンロードできます。

臨床検査技師・放射線技師の職務経歴書で押さえる3つのポイント

① 免許と担当検査の範囲を先に書く

臨床検査技師免許、診療放射線技師免許は取得年月まで明記します。そのうえで、臨床検査技師なら生化学・血液・免疫・微生物・輸血といった検体検査と、心電図・超音波・脳波・肺機能といった生理機能検査のどちらを担当したかを分けて書きます。放射線技師なら一般撮影、CT、MRI、マンモグラフィ、血管造影、核医学のうち単独で対応できる検査を並べます。この区分がないと、配属先を決められません。

② 装置の機種と件数で規模を示す

「CT経験あり」では読み手が判断できません。「80列MDCTで造影CTを1日平均18件」「1.5T MRIでの頭部・脊椎撮像を週60件」「全自動生化学分析装置と血球計数装置の立ち上げと精度管理を毎日担当」のように、装置の世代、1日または月あたりの件数、病床数や1日の外来数を添えます。使用機種が近ければ、教育期間が短く済むと判断され、書類選考で有利になります。

③ 精度管理と被ばく管理への関与を書く

検査部門では内部精度管理と外部精度調査、試薬のロット管理、パニック値の報告手順が日々の仕事です。放射線部門では線量記録、診断参考レベル(DRLs)との比較、防護具の点検、妊娠の有無の確認手順が問われます。「コントロール血清の日内変動を管理図で監視し、逸脱時は再測定して報告」「小児の撮影条件を見直し被ばく線量を約20%低減」のように、手順と結果をセットで書きます。

そのまま使える例文

職務要約の例文

〇〇会病院(病床数350床)にて、臨床検査技師として6年間勤務してまいりました。当初3年間は生化学・血液・免疫の検体検査部門で、全自動分析装置の立ち上げと日々の内部精度管理を担当。その後は生理機能検査へ移り、心電図、腹部・心臓超音波、肺機能検査を1日平均25件担当しております。当直では緊急検査と輸血検査にも対応し、超音波検査士の資格取得に向けて研鑽を続けております。

業務内容・実績の例文

生化学・免疫分野の当番として1日平均400検体を処理し、コントロール血清による内部精度管理と外部精度調査の報告書作成を担当しました。
一般撮影・CT室のローテーション勤務に従事。80列MDCTで造影CTを1日平均18件撮影し、造影剤副作用時の対応手順書も更新しました。
心臓超音波検査を週40件担当。計測値のばらつきを抑えるため、技師間で計測ポイントを統一する手順書を作成し、勉強会で共有しました。
小児の胸部一般撮影について撮影条件を見直し、診断に必要な画質を保ったまま被ばく線量を約20%低減し、線量記録にも反映しました。

活かせる経験・知識・技術の例文

臨床検査技師免許(2019年取得)
診療放射線技師免許、X線CT認定技師
生理機能検査(心電図・腹部/心臓超音波・脳波・肺機能)
検体検査の精度管理、輸血検査、夜間当直への対応

自己PRの例文

前職では、緊急検査の報告遅れが月に数件発生していました。検体の到着から報告までの時間を1か月分すべて記録したところ、遠心分離の待ち時間が最大の要因であることが分かりました。そこで緊急検体専用の遠心機を設ける運用を提案し、報告までの平均時間を38分から22分へ短縮しました。数値で現状を把握し、手順に落として定着させることが私の強みです。貴院でも検査の精度と報告の速さを両立させ、診療に貢献したいと考えております。
例文を見ながらつくる(無料)入力内容はこの端末に自動保存されます

よくある惜しい書き方と、その直し方

惜しい病院で検査業務を行っていました。

直した例350床の急性期病院で、生化学・血液の検体検査を1日約400検体、心臓超音波を週40件担当していました。

「検査業務」だけでは、検体検査か生理機能検査かも分かりません。施設の病床数、担当した分野、1日または週あたりの件数まで具体的に書くことで、採用担当者は配属できる部門と、入職後に必要な教育期間を判断できます。

惜しいCTやMRIの操作ができます。

直した例80列MDCTで造影CTを単独で1日18件、1.5T MRIで頭部・脊椎撮像を週60件担当していました。

装置の列数やテスラ数、単独で対応できるか補助かによって、任せられる業務は大きく変わります。機種の世代、1日あたりの件数、単独対応の可否を明記することで、当直や救急の撮影まで任せられるかどうかが正確に伝わります。

よくある質問

資格がなくても検査や撮影の仕事に就けますか?

検体の採取や測定、X線の照射は国家資格が必要で、無資格では担当できません。ただし、検体搬送やデータ入力を行う検査助手、放射線科の受付や医療事務は無資格から応募できます。働きながら養成校の夜間課程に通い、資格取得後に技師として転職する方もいます。

臨床検査技師と診療放射線技師、両方の経験がある場合はどう書きますか?

保有免許を両方明記したうえで、経歴は部門ごとに分けて書きます。検体検査、生理機能検査、一般撮影、CT、MRIのように区分し、それぞれの従事期間と件数を並べてください。健診センターや小規模施設では両部門の兼務が求められるため、大きな強みになります。

病院から健診センターやクリニックへ移る場合、何を書けば評価されますか?

1日あたりの処理件数と、受診者への対応経験を前に出してください。健診は時間あたりの件数と待ち時間の管理が重視されます。「バリウム検査を1日30件」「腹部超音波を午前だけで20件」のような処理能力と、説明や声かけの工夫を具体的に書くと評価されます。

他の職種の書き方