児童指導員・放課後等デイの職務経歴書の書き方|例文とテンプレート
児童指導員の職務経歴書は、任用資格の根拠と、個別支援計画に沿った支援をどこまで担えるかで評価されます。採用担当者は、どの要件で任用資格を満たしているのか、放課後等デイサービスか児童発達支援か、5領域を意識したプログラムを組めるのかを見ています。担当した児童の人数と障害特性、支援記録の書き方、保護者対応の経験まで書くことで、現場に入れる人材だと伝わります。

児童指導員・放課後等デイの職務経歴書で押さえる3つのポイント
① 任用資格をどの要件で満たすか明記する
児童指導員は試験で取る資格ではなく、要件を満たした人が任用される資格です。大学等で社会福祉学・心理学・教育学・社会学のいずれかを修めて卒業した、小中高の教員免許を持つ、社会福祉士や精神保健福祉士である、児童福祉事業に2年以上従事したなど、自分がどの要件に当てはまるかを学部名や免許名とともに書いてください。事業所は配置基準の確認のため、この記載を最初に探します。
② 個別支援計画に沿った支援の中身を書く
放課後等デイサービスの支援は、児童発達支援管理責任者が作成する個別支援計画に基づいて行われます。アセスメントへの情報提供、計画の目標に沿った活動の実施、モニタリングのための記録作成のうち、どこを担当したかを具体的に書いてください。健康・生活、運動・感覚、認知・行動、言語・コミュニケーション、人間関係・社会性という5領域のどこを狙った活動を組んだかまで書けると、専門性が伝わります。
③ 児童の特性と関わりの工夫を具体的に示す
担当した児童の年齢層、人数、特性を書いてください。自閉スペクトラム症、ADHD、学習障害、知的障害、肢体不自由など、関わった範囲を正確に記載します。その上で、視覚的なスケジュール提示、見通しを持たせる声かけ、SST(ソーシャルスキルトレーニング)の実施、パニック時の対応など、具体的な工夫を書きます。送迎や学校・相談支援事業所との連携経験も評価されます。
そのまま使える例文
職務要約の例文
大学の教育学部を卒業し、児童指導員の任用資格および小学校教諭一種免許状を取得しております。社会福祉法人〇〇が運営する放課後等デイサービス「△△」にて4年間勤務し、小学1年生から高校3年生まで1日10名の児童を担当してまいりました。個別支援計画の目標に沿った活動の立案と支援記録の作成、保護者面談、学校との連携を担当しております。
業務内容・実績の例文
放課後等デイサービスにて1日10名、登録児童30名を担当。自閉スペクトラム症やADHDの児童への個別支援と集団活動を行いました。 個別支援計画の目標に沿って5領域の活動を立案し、毎回の支援記録を作成。モニタリング会議で児童発達支援管理責任者に共有しました。 小集団でのSSTを週2回実施し、順番を待つ、要求を言葉で伝えるといった目標について、達成状況を毎回の支援記録で追跡しました。 保護者面談を年2回担当し、家庭での様子と事業所での変化を共有。学校の担任や相談支援専門員との連携会議にも毎回出席しました。
活かせる経験・知識・技術の例文
児童指導員任用資格(教育学部卒)、小学校教諭一種免許状 個別支援計画に基づく支援の実施と支援記録の作成 SST・視覚支援ツールを用いた小集団活動の立案 保護者面談、学校・相談支援事業所との連携、送迎業務
自己PRの例文
前職の放課後等デイサービスでは、支援記録が日々の出来事の羅列になっていた点を改善しました。個別支援計画の目標を記録用紙の冒頭に印字し、その目標に対する具体的な行動と支援者の関わりを書く様式に変更したところ、モニタリング時に変化を根拠づけて説明できるようになり、保護者面談でも納得いただける材料が増えました。また見通しが持てずに不安定になる児童向けに写真カードのスケジュール表を作成し、活動の切り替えでの混乱を大幅に減らしています。記録と計画を結びつける支援で、貴事業所に貢献いたします。
よくある惜しい書き方と、その直し方
惜しい子どもたちと一緒に遊び、寄り添った支援を行っていました。
直した例個別支援計画の目標に沿って5領域の活動を立案し、順番を待つ練習をSSTで実施。達成状況を毎回の支援記録に残しました。
寄り添うという表現では、療育の専門職ではなく単なる見守り役と受け取られます。個別支援計画の目標、狙った領域、実施した活動、記録という流れで書くことで、制度に沿った支援ができる人材であると正確に伝わります。
惜しい発達障害のお子さんの対応経験があります。
直した例自閉スペクトラム症とADHDの小学生を中心に1日10名を担当し、視覚支援と見通しを持たせる声かけで活動の切り替えを支援しました。
対応経験ありだけでは、担当した年齢層も人数も支援方法もまったく分かりません。障害特性、担当人数、実際に用いた支援技法を具体的に書くと、事業所は自分たちの利用児に合う支援ができるかどうかを判断できます。
よくある質問
未経験から放課後等デイサービスで働けますか。資格は必要ですか。
児童指導員として配置されるには任用資格が必要ですが、大学で社会福祉学・心理学・教育学・社会学を修めて卒業していれば、実務未経験でも該当します。要件を満たさない場合でも、保育士資格を持つ方や、児童指導員補助・指導員として採用され経験を積む道があります。卒業学部と履修内容を職務経歴書に明記してください。
学童保育や塾講師の経験はアピールになりますか。
なります。学童での集団運営、塾での個別指導、保護者への説明はいずれも現場で活きる経験です。担当した子どもの人数と年齢層、記録や連絡帳の作成経験を書いた上で、障害特性への理解を深めるために学んでいることを添えてください。療育経験がない不安を補う材料になります。
児童発達支援管理責任者を目指す場合、何を書けばよいですか。
児発管の要件となる相談支援業務や直接支援業務の実務経験年数を、事業所名と従事期間で整理して書いてください。あわせて基礎研修の受講状況、個別支援計画の原案作成に関わった経験、モニタリング会議での役割を記載します。将来の配置を見据えた採用につながります。
