秘書の職務経歴書の書き方|例文とテンプレート

秘書の職務経歴書は、単なる事務処理能力を示すだけでは不十分です。採用担当者が最も重視するのは「誰を、どのようにサポートし、信頼関係を築ける人材か」という点です。担当役員の役職や業務スタイルを理解し、それに合わせてどんな配慮や工夫をしたのか。スケジュール管理や資料作成といった定型業務に加え、突発的な依頼への対応や情報管理の正確性など、あなたの機転や信頼性を具体的なエピソードで示せるかが、採用の決め手となります。

秘書の職務経歴書をつくる(無料)登録不要・そのままPDFでダウンロードできます

秘書の職務経歴書で押さえる3つのポイント

① 誰の秘書だったかを具体的に示す

担当した役員の役職(代表取締役、専務、事業部長など)と人数を必ず記載しましょう。これにより、採用担当者はあなたが対応してきた業務の範囲や責任の重さを具体的にイメージできます。例えば、代表取締役秘書であれば経営に近い情報管理能力が、複数役員の秘書であれば複雑なスケジュール調整能力やマルチタスク能力が評価されます。使用したスケジュール管理ツール(Google Calendar, Outlookなど)も併記するとより伝わります。

② 定型業務と非定型業務を分けて書く

スケジュール調整、来客・電話応対、出張手配、経費精算といった定型業務と、突発的な依頼への対応、会食手配、慶弔関連業務、情報収集・リサーチといった非定型業務を分けて記載しましょう。特に後者は、あなたの機転や対応力を示す重要なアピールポイントです。どのような状況で、どのように判断し行動したかを簡潔に添えることで、単なる作業者ではない、主体的なサポート能力を証明できます。

③ PCスキルや語学力はレベルを添える

Word、Excel、PowerPointなどのPCスキルは、「〇〇を使用して〜を作成可能」のように具体的な用途を書きましょう。例えば「Excel:VLOOKUP関数やピボットテーブルを用いたデータ集計」「PowerPoint:取締役会用のプレゼン資料作成」などです。また、語学力はTOEICのスコアや「海外支社との英文メール対応」「海外からの来客時のアテンド」といった実務経験を記載することで、スキルのレベルが客観的に伝わり、評価されやすくなります。

そのまま使える例文

職務要約の例文

株式会社〇〇にて、代表取締役秘書として3年間従事してまいりました。主な業務は、スケジュール管理、国内外の出張手配、来客応対、取締役会資料の作成補助などです。常に先を読んだ行動を心がけ、役員がコア業務に集中できる環境作りに貢献してまいりました。特に、複数案件が同時に進行する中での優先順位付けと、正確な情報伝達を得意としております。英語力を活かし、海外クライアントとのメール対応や電話取り次ぎも担当いたしました。

業務内容・実績の例文

代表取締役1名の専属秘書として、スケジュール管理、会食手配、国内外の出張手配(月2〜3回)などを担当。
取締役会(月1回)の議事録作成、および関連資料の準備・配布を担当。機密情報の取り扱いには細心の注意を払いました。
海外からの来客(年間約10組)のアテンド、および英語でのメール・電話対応。円滑なコミュニケーションの実現に貢献。
慶弔関連業務全般(祝電・供花手配、お礼状作成など)を担当。年間約50件の関係各社への対応をミスなく遂行。

活かせる経験・知識・技術の例文

PCスキル:Word, Excel (VLOOKUP, ピボットテーブル), PowerPoint
語学力:英語(TOEIC 850点)、海外クライアントとのメール対応経験
秘書検定準1級(2021年取得)
スケジュール管理ツール:Google Calendar, Outlook, サイボウズ Office

自己PRの例文

役員が本来の業務に集中できる環境を創出することに強みがあります。現職では代表取締役秘書として、常に先を見越したスケジュール調整を徹底しました。例えば、複数の会議依頼が重複した際は、各会議の重要度や関連部署への影響を事前にヒアリング・整理し、最適な代替案を複数提示することで、役員の判断時間を最小限に抑えました。この取り組みにより、月平均5時間程度の調整業務の効率化を実現しました。貴社においても、この先読み力と調整力を活かし、役員の方々がスムーズに業務を推進できるよう、きめ細やかなサポートで貢献してまいります。
例文を見ながらつくる(無料)入力内容はこの端末に自動保存されます

よくある惜しい書き方と、その直し方

惜しい役員のサポート業務全般を担当しました。

直した例代表取締役1名の秘書として、スケジュール調整、出張手配、資料作成補助などを担当しました。

「サポート業務全般」では、業務内容や責任範囲が全く伝わりません。「誰の」「何を」担当したのかを具体的に記載することで、採用担当者はあなたの経験を正確に把握でき、自社で活躍する姿をイメージしやすくなります。

惜しいコミュニケーション能力には自信があります。

直した例相手の意図を正確に汲み取り、部署内外の関係者と円滑に連携を取ることができます。

「自信があります」という表現は主観的で、根拠に欠けます。「どのように」コミュニケーションを取れるのかを具体的に示すことで、スキルとしての説得力が増し、再現性のある能力として評価されやすくなります。

よくある質問

秘書未経験なのですが、応募は可能でしょうか?

可能です。特に、営業事務や部署アシスタントなど、サポート業務の経験がある方は親和性が高いです。その際は、スケジュール調整能力、PCスキル、ビジネスマナーなど、秘書業務に活かせるスキルを具体的にアピールすることが重要です。また、「なぜ秘書になりたいのか」という意欲を志望動機で明確に伝えることで、ポテンシャルを評価されやすくなります。

役職の高い方の秘書経験がないと、転職で不利になりますか?

一概に不利とは言えません。例えば、複数名の部長クラスの秘書経験があれば、高いマルチタスク能力や調整力が評価されます。大切なのは、役職名だけでなく、その経験を通じてどのようなスキルを身につけ、どう貢献してきたかを具体的に示すことです。担当者の業務スタイルに合わせて柔軟に対応した経験などをアピールしましょう。

職務経歴書に書けるような、数字で示せる実績がないのですが…。

秘書の仕事は、数値化しにくい貢献が中心です。例えば「〇〇という工夫で、担当役員の資料確認時間を短縮した」「問い合わせ対応のフローを整理し、部署内の情報共有を円滑にした」など、日々の業務での工夫や改善点を具体的に書きましょう。それがあなたの主体性や問題解決能力のアピールになります。

他の職種の書き方