不動産管理・賃貸管理の職務経歴書の書き方|例文とテンプレート

不動産管理・賃貸管理の職務経歴書は、管理戸数とオーナー対応の範囲、そして入居者対応をどこまで自分で完結できるかで評価が決まります。採用担当者は、入居中のクレーム処理から退去立会い、原状回復の査定と敷金精算、滞納督促までのどこを担当したかを見ています。宅地建物取引士や賃貸不動産経営管理士の保有状況とあわせて、件数を添えて具体的に書きましょう。

不動産管理・賃貸管理の職務経歴書をつくる(無料)登録不要・そのままPDFでダウンロードできます
職務経歴書(編年体式)の記入例
職務経歴書(編年体式)の記入例。この様式はWord・Excel・PDFで無料ダウンロードできます。

不動産管理・賃貸管理の職務経歴書で押さえる3つのポイント

① 管理戸数・物件種別・入居率を数字で書く

「管理戸数1,200戸、オーナー80名を担当」「単身向けアパート中心で平均入居率96%を維持」のように、担当した規模と成果を数字で示します。居住用か事業用か、分譲マンションの管理組合対応か賃貸管理かで求められる知識が異なるため、物件種別も必ず明記します。担当エリアと一人あたりの戸数を書くと、業務量の感覚まで伝わります。

② 入居者対応の内容と処理スピードを示す

設備故障、騒音、水漏れ、鍵の紛失など実際に扱った相談の種類を並べ、対応の流れを書きます。「水漏れの一次受付から業者手配までを平均30分以内で実施」「騒音トラブルで両当事者に個別の聞き取りを行い、文書通知と掲示で改善」など、手順と結果をセットで書くと現場対応力が伝わります。24時間コールセンターと連携した経験も評価されます。

③ 原状回復と敷金精算の判断基準を書く

退去立会いでは、通常損耗や経年変化と入居者の故意過失をどう線引きするかが問われます。国土交通省の原状回復をめぐるトラブルとガイドラインに沿って査定し、負担割合を説明してきた経験を具体的に書きましょう。「年間120件の退去立会いを担当し、敷金精算に関する紛争をゼロに抑えた」という実績は、オーナーと入居者の双方を守れる証明になります。

そのまま使える例文

職務要約の例文

株式会社〇〇不動産にて5年間、賃貸管理業務に従事してまいりました。管理戸数1,200戸、オーナー80名を担当し、入居者からの設備不具合や騒音相談の一次対応、業者手配、更新・解約手続き、退去立会いと原状回復の査定までを一貫して行っております。年間120件の退去立会いを担当し、ガイドラインに沿った精算説明で敷金トラブルをゼロに抑えました。宅地建物取引士と賃貸不動産経営管理士を保有しております。

業務内容・実績の例文

管理戸数1,200戸・オーナー80名を担当し、入居者からの設備不具合や騒音に関する相談を月平均60件受け付け、業者手配まで対応しました。
退去立会いを年間120件担当し、原状回復ガイドラインに沿って通常損耗と故意過失を査定したうえで、敷金精算書の作成と入居者への説明を行いました。
家賃滞納者への督促を担当し、入金計画のヒアリングと家賃保証会社への代位弁済請求を行うことで、担当物件の滞納率を2.1%から0.8%へ改善しました。
オーナーへ年1回の収支報告と修繕提案を実施し、空室7戸の原状回復と募集条件の見直しにより平均入居率を96%まで回復させました。

活かせる経験・知識・技術の例文

宅地建物取引士(2021年登録)
賃貸不動産経営管理士、管理業務主任者
原状回復ガイドラインに基づく査定・敷金精算
賃貸管理システムでの契約管理・入出金消込

自己PRの例文

前職では、退去時の敷金精算でオーナーと入居者の主張が食い違い、対応が長期化する案件が続いていました。そこで立会い時にチェックシートと写真で室内の状態を記録し、原状回復ガイドラインの考え方を踏まえて負担区分をその場で説明する運用に統一しました。結果として、年間120件の立会いで敷金に関する紛争をゼロに抑え、オーナーからの管理継続率も維持しております。入居者とオーナーのどちらにも根拠を示して説明することが管理会社の信頼につながると考え、この姿勢で貴社の管理物件をお預かりしたいと考えております。
例文を見ながらつくる(無料)入力内容はこの端末に自動保存されます

よくある惜しい書き方と、その直し方

惜しい入居者からのクレーム対応を行っていました。

直した例管理戸数1,200戸を担当し、水漏れや設備故障の相談を月平均60件受け付け、一次対応から業者手配までを30分以内で実施しました。

「クレーム対応」では、扱った件数も内容も対応範囲も分かりません。管理戸数、相談の種類と月間件数、どこまで自分で手配したか、対応にかかった時間を書くことで、繁忙期でも回せる処理能力があると判断されます。

惜しい原状回復の業務を担当しました。

直した例退去立会いを年間120件担当し、原状回復ガイドラインに沿って通常損耗と故意過失を区分した精算書を作成しました。

原状回復は、査定の根拠を説明できるかどうかで管理会社の信用が決まる業務です。立会いの件数と、ガイドラインを踏まえた負担区分の判断、精算書の作成までを書くことで、トラブルを起こさず任せられる人材だと伝わります。

よくある質問

不動産業界が未経験でも賃貸管理に応募できますか?

できます。賃貸管理は電話対応と調整業務の比重が大きく、販売やコールセンター、事務職からの転職が多い職種です。職務経歴書には、クレームの一次対応件数、複数案件を同時に進めた経験、業者や社内との調整経験を書きましょう。宅地建物取引士の学習状況を添えると、戦力化の早さが見込まれます。

宅地建物取引士は必須ですか?

管理業務だけであれば必須ではありませんが、重要事項説明や契約締結を伴う業務では必要になります。賃貸住宅管理業の登録業者には業務管理者の配置が求められ、宅地建物取引士や賃貸不動産経営管理士が要件になります。未取得の場合は受験予定年度を明記し、取得の意思を示しましょう。

分譲マンションの管理と賃貸管理は書き分けますか?

書き分けてください。分譲マンションは管理組合の理事会・総会運営、長期修繕計画、区分所有法の知識が中心で、管理業務主任者が要件になります。賃貸管理はオーナー対応、入居者対応、原状回復、滞納督促が中心です。応募先の業務に合う経験を上に持ってきて構成しましょう。

他の職種の書き方