社内SEの職務経歴書の書き方|例文とテンプレート

社内SEの職務経歴書は、技術スキルを羅列するだけでは評価されません。採用担当者は、あなたが「自社の課題をどう解決してくれる人材か」を見ています。そのため、担当したシステムの規模や利用ユーザー数、導入によって「どんな業務が」「どれだけ効率化されたか」といった事業への貢献度を具体的に示すことが重要です。ヘルプデスクからシステム企画まで、自身の担当領域と役割を明確にし、非エンジニアである社員と円滑に連携できるコミュニケーション能力をアピールすることが、内定への鍵となります。

社内SEの職務経歴書をつくる(無料)登録不要・そのままPDFでダウンロードできます

社内SEの職務経歴書で押さえる3つのポイント

① 担当領域と役割を具体的に示す

社内SEの業務は多岐にわたります。「ヘルプデスク」「インフラ運用・保守」「システム企画・開発」など、どの領域を主に担当したかを明記しましょう。使用したツール(例: Active Directory, Microsoft 365, AWS, Azure, Salesforce)や、担当したシステムの規模(ユーザー数、拠点数)、プロジェクトでの役割(PM, PL, メンバー)を具体的に書くことで、採用担当者はあなたのスキルレベルを正確に把握できます。基本情報技術者試験や応用情報技術者試験などの資格も有効です。

② 「守り」と「攻め」の実績を数字で示す

「守り」のIT(ヘルプデスク、運用保守)では、対応件数、インシデント削減率、問い合わせ対応のSLA達成率などで効率性を示します。「攻め」のIT(システム導入、業務改善)では、導入によるコスト削減額(〇〇万円/年)、業務効率化(〇〇時間/月削減)、ペーパーレス化率の向上などで事業への貢献度をアピールします。具体的な数字を盛り込むことで、あなたの仕事の成果が客観的に伝わり、評価されやすくなります。

③ 非エンジニアとの協業経験をアピールする

社内SEは、経営層から現場の社員まで、様々な部署の非エンジニアと連携する仕事です。業務部門へのヒアリング、要件定義、導入後のレクチャーやマニュアル作成など、専門用語を使わずに分かりやすく説明した経験は大きな強みになります。プロジェクトで各部署とどのように調整し、合意形成を図ったのか、具体的なエピソードを交えて記述することで、コミュニケーション能力や調整力を効果的にアピールできます。

そのまま使える例文

職務要約の例文

株式会社〇〇にて5年間、社内SEとして情報システム部に所属し、主に社内インフラの運用・保守と業務システムの導入・改善に携わってまいりました。従業員300名規模のサーバー、ネットワーク管理に加え、RPAツールの導入プロジェクトではリーダーとして要件定義から導入支援までを担当し、月間約40時間の業務時間削減を実現しました。今後は、これまでの経験を活かし、より上流のシステム企画やDX推進に貢献したいと考えております。

業務内容・実績の例文

社内ヘルプデスク業務(PCキッティング、アカウント管理、問い合わせ対応:約50件/月)
Microsoft 365の導入・運用管理(対象:全従業員500名、Teams活用研修の企画・実施)
販売管理システムの刷新プロジェクトに参画(メンバー5名、要件定義・ベンダーコントロールを担当)
サーバー仮想化(VMware)による物理サーバー集約(15台→5台)、運用コストを年間約80万円削減

活かせる経験・知識・技術の例文

OS/サーバー:Windows Server, Active Directoryの構築・運用経験
ネットワーク:Ciscoルーター/L2スイッチの基本設定、VPN構築経験
クラウド:AWS(EC2, S3)、Microsoft Azureの基礎的な操作・運用
資格:応用情報技術者試験(2021年取得)、ITILファウンデーション V4

自己PRの例文

現職では、社内からの問い合わせ対応やインフラ運用に加え、業務効率化を目的としたシステム導入を主導してきました。特に、営業部門で入力業務の負担が課題となっていたため、RPAツールの導入を提案。各担当者へのヒアリングを重ねて業務フローを可視化し、3つの定型業務を自動化することで、部門全体で月間約40時間の工数削減を実現しました。この経験から、現場の課題を深く理解し、最適な技術で解決するスキルを培いました。貴社においても、現場に寄り添ったヒアリング力と課題解決力を活かし、事業成長を支えるDX推進に貢献できると考えております。
例文を見ながらつくる(無料)入力内容はこの端末に自動保存されます

よくある惜しい書き方と、その直し方

惜しい様々なシステムの運用・保守を担当しました。

直した例従業員300名規模の社内システム(Windows Server, Active Directory)の運用・保守を担当しました。

「様々」という言葉では、担当したシステムの規模や種類が伝わりません。具体的なシステム名やOS、対象人数を記載することで、採用担当者はあなたのスキルレベルや経験の範囲を正確にイメージできるようになります。

惜しいヘルプデスクとして、社員からの問い合わせに対応しました。

直した例ヘルプデスクとして、問い合わせ内容を分析しFAQを作成。月20件の類似問い合わせを削減しました。

ただ業務をこなすだけでなく、主体的に課題を発見し、改善した実績を示すことが重要です。具体的な行動と、その結果生まれた成果(削減件数など)を数字で示すことで、問題解決能力を効果的にアピールできます。

よくある質問

開発経験がほとんどないのですが、社内SEに応募できますか?

応募可能です。社内SEの業務は開発だけでなく、インフラ運用、ヘルプデスク、システム企画、ベンダーコントロールなど多岐にわたります。特にインフラ運用やヘルプデスクの経験は高く評価されます。職務経歴書では、サーバーやネットワークの運用経験、ユーザーサポートで培ったコミュニケーション能力などを具体的にアピールしましょう。開発スキルを今後学びたいという意欲を示すことも有効です。

マネジメント経験がないのですが、アピールできることはありますか?

プロジェクトにおけるリーダーシップ経験をアピールできます。例えば、小規模なシステム導入で後輩の指導を担当した経験や、ベンダーとの調整役を担った経験なども評価の対象です。正式な役職でなくても、主体的に周囲を巻き込んで業務を進めたエピソードを具体的に記述しましょう。「何を」「どのように」進め、「どんな成果」に繋がったのかを明確に伝えることが重要です。

事業会社の情報システム部と、SIerではアピールするポイントは変わりますか?

異なります。SIerでは技術的な専門性やプロジェクト完遂能力が重視されますが、事業会社の社内SEでは、それに加えて「自社の事業への理解」や「現場の課題解決への貢献意欲」が重要視されます。応募先の事業内容を理解した上で、自分のスキルがどのようにその会社の業務改善や成長に貢献できるのか、という視点で自己PRや志望動機を作成することが効果的です。

他の職種の書き方